本記事は、「Studioの新料金プランの実際について知りたい」、「どのプランが適しているのか知りたい」という方向けに、STUDIO専門のWeb制作会社・株式会社IRODORU代表の秦が書きました。4年前からStudioを使い始め、2024年8月までに80以上のWebサイトをStudioで作ってきました。日本で3番目にSTUDIO Gold エキスパートになりました。また、STUDIO エキスパート向けに開催された、新プランの説明会に参加して確認した情報も含めて執筆しています。本記事は、「Studioの新料金プランの全体がわかる」を目的に、下記につい書ています。Studioの新料金プランの概要無料プラン/有料プランの違い/比較有料プランを選ぶ際のポイントStudio料金以外にStudioサイトにかかる費用Studioの料金はそもそも高いか安いか?少しでも参考になると幸いです!Studioの料金に値するメリットがあるかどうか、STUDIO自体のメリット/デメリットについて、下記記事で解説しています。→【2024】ノーコードSTUDIOのメリットとは?80サイト以上のホームページを作った感想Studioの料金プランの概要|2024年12月1日から変更Studioの料金プランは1〜2年ごとに改定されており、直近では2024年12月1日に改定されています。本記事では、2024年12月1日以降適用の新プランについて解説しています。→料金プラン | Studio→2024年12月1日の料金プラン改定のお知らせStudioの2024年12月1日以降の料金プラン表料金プランは下記の6つに変更されました。下記が24年12月1日以降の料金プラン表の機能詳細です。引用:STUDIO株式会社Studioの新プランと料金(値段)無料のFreeプランと有料プラン5つの計6つのプランがあります。詳細は後述しますが、ざっくり、下記がそれぞれのプランに合った人と金額です。プラン名向いている人料金Free.studo.siteのドメインで公開OKなサイト無料MiniTOPページのみのサイト¥590/月〜PersonalCMSが2種類以下のサイト¥1,190/月〜BusinessCMSが4種類以下のサイト¥3,980/月〜Business Plus5種類以上のCMSが必要なサイト¥9,980/月〜Enterprise100万pv以上など大規模サイトお問い合わせStudio各プランの機能一覧下記、17の機能の内どれが必要か、各項目でどれだけ必要かでプランを検討する形になります。スタートアップ創業割引Visitor数(月間)CMSモデル数CMS公開アイテム数ページ数 *1フォームアナリティクスバージョン管理独自ドメイン接続Appsパスワード保護高度な権限制限リダイレクトAPIカスタムヘッダーアドオンアクティビティログ料金プラン改定の要点今回の料金プラン改定の要点についてまとめます。料金プランが複雑になった料金プランが増え、〇〇機能が必要な場合はこのプラン、ページ数が◯ページの場合はこのプラン、PV数が○を超えたらこのプランのように、広い要件からあらかじめ検討する必要が生まれ、正直かなり複雑になってしまいました。モデル数に上限ができたStudio特有の表現である「モデル」。CMSを便利に使う機能ですが、1つのCMSごとに大体2〜3モデルを使います。例えば、下記のイメージです。お知らせをCMSで更新:記事・カテゴリ→2つのモデルを使用お客様の声をCMSで更新:記事・カテゴリ・タグ・→3つのモデルを使用なので、PersonalプランだとCMSを2つしか入れられず、お知らせ・お客様の声に加えて、ブログなどの3つめのCMSを入れたい場合はBussinessプランの契約がほぼ必要な状況です。Studioの無料プラン(Freeプラン)についてまずは無料プランについて簡単に解説しています。Studioは無料プラン(Freeプラン)でサイト公開までできるStudioの「〇〇.studio.site」というドメインで問題なければ、無料で小さなサイトを使えます。Studioのテンプレートで自分で使って、無料プランで公開すると初期費用20,000円くらい、維持費無料でいい感じにサイトを使い続けられます。無料プラン(Freeプラン)でもCMS機能を使えるまた、無料プランでもブログやお知らせを簡単に更新できるCMSの機能を3つまで使えるので、「更新はしたいけど、対象はそれほど多くない」という場合のサイトにも便利かと思います。Studioの無料プラン(Freeプラン)でできないこと無料プランでは下記ができません。独自ドメインの使用Studioのバナーを非表示外部サービスとの連携アクセス制限ホームページに必要なことはある程度できる無料プランですが、もっとカスタマイズしようとしたり思うと厳しくなってきます。また、左下にStudioの企業ロゴがずっと表示されるので、これを消したい場合も有料プランが必要になります。Studioの無料プラン(Freeプラン)がおすすめの人下記の方にはStudioの無料プランがおすすめです。月額の費用を0円に抑えたい人ある程度良いサイトを無料で作りたい人Studioのロゴが表示されていても問題ない人一方で、ホームページを活用しながら、自分のビジネスを伸ばして行きたい場合は最初から独自ドメインを使った方がよいので、テスト的に始めるビジネスや小さな店舗などが合っていると思います。Studioの5つの有料プランの比較/決め方Studioの5つのプランの比較、決め方について解説しています。有料プランの概要と、各プランの特徴、有料プランを選んだ方が良い人について解説します。有料プランの決め方①|TOPページのみならMiniプランMiniプランはページ数が2ページ+404ページまででして、ほぼTOPページのみサイト専用プランです。下記でページ数が上限いっぱいになってしまうためです。ページ①:TOPページページ②:スマホメニュー(モーダル)フォームが必要な場合は、Miniプランは実質不可です。下記ページが必要になり、計4ページとなってしまうからです。ページ③:プライバシーポリシーページ④:お問い合わせ送信後のThanksメッセージ(モーダル)結論、Miniプランでいけるかいけないかの判断は割と簡単で、TOPページ以外のページが必要だったりフォームが必要な場合はMiniプランでは難しく、Personalプラン以上になります。有料プランの決め方②|Visitor数や機能制限から決めるMini以外の有料プラン3つの選び方は、PVや機能や制限から決める形になります。まず、大枠の決め方として、下記の機能がいるかいらないかで判断しましょう。パスワード保護高度な権限制限リダイレクトAPIカスタムヘッダーアドオンアクティビティログ上記機能のどれかが必要だったり、Visitor数が20,000を超えそうな場合は、問答無用でPersonalより上位プランです。有料プランの決め方③|CMSモデル数から決める出典:2024年12月1日の料金プラン改定について公開アイテム数(CMS)プランを決める際のポイントとして、CMSモデル数が足りているか?というのが大きな問題になります。CMSでブログ等を更新する機能を付けられますが、例えばブログを付けると、下記の3つのモデルが必要になります。ブログ記事モデルブログカテゴリモデルライターモデルここにお知らせ機能をつけると、下記の2つが必要になり、Personalプランのモデル数限界の5つにすぐなってしまいます。お知らせモデルお知らせカテゴリモデルここに事例を更新したかったり、サービス詳細ページをCMSで作ったりすると、あっと言う間にモデル数が10を超え、Bussinessプラン以上の対象になります。正直、プランを検討するにあたって、中規模サイト以上の場合、ほぼこのモデル数がプラン選択のネックになってくると思います。有料プランの決め方④|フォーム/ページ数/CMS公開アイテムはほぼ大丈夫先述しましたが、フォーム/ページ数/CMS公開アイテムはほぼプラン選択に影響しないと思います。通常はそんなに数を作らないからです。また、この3つが上限を超えるサイトはかなり大規模なサイトかと思いますので、そう言う方は一番上のBussiness Plusプランの金額を払う価値がもろもろ合わせてあると思います。既存Studioユーザー向け:新料金プラン移行にかかる懸念について既存モデル数への注意事項既存のサイトから新料金プランに移行した際に、CMSのモデル数など一部だけ制限に当たってしまった場合について、担当者の方によると、既存サイトで使えている/見れているものが、急に見えなくなったりすることはないとのことでした。ただ、新プラン移行後にモデルの制限数10のところに、既に15が存在している場合、新規でモデル等を追加するには、プランをアップグレードする必要があるとのことです。API連携がビジネスプラン以上限定にこれまで下位プランでもAPI連携が使えていましたが、APIが必要な場合はビジネスプラン以上限定になりました。プランの自動移行について料金プランの改定に合わせて、現在契約中のプランが自動で上位の新プランに移行されます。上位プランの必要がない場合は、早めに手動で下位プランへの切り替えを選択しておく必要があります。Studioの基本料金以外に発生するドメイン料金等の費用Studioでサイト制作した後にかかる費用としてドメイン料金等があります。Studioのオプション下記が必要な場合はオプション費用が必要です。カスタムプロキシ¥39,800/月VIsitor数追加(40万、100万)40万 Visiror:¥9,800/月100万 Visitor:¥21,800/月カスタムプロキシはサブディレクトリにStudioサイトを設置できるプロ向けの機能です。通常のサイトでは不要なことが多いと思います。VIsitor数追加に関して、プラン上限のVisitor数を超えてもプランをアップグレードしなくても、オプションで追加可能です。一時的PV上昇などに使えるイメージです。ドメイン料金無料プランで使えるstudio.site以外の独自ドメインはもちろん自分で取得/維持する必要て、あるので、こちらの費用はStudioプラン代とは別に必須です。.comだと年間1,500円くらい、企業向けの.co.jpとかだと年間1万円はいかないくらいです。メールサーバー費用またStudioはホームページのサーバーとしての役割のみなので、メールサーバーの機能はありません。独自ドメインのメールを使いたい場合は別途メールサーバーの契約が必要です。その他有料ツールまた、Studioでできない機能を追加ツールで対応することもありますが、その場合のツール代金も必要になります。例えば下記です。SnapWidgetでInstagram埋め込みZapierでの自動返信メール設定Vimeoで動画埋め込みこうした費用はそれぞれツール毎に必要になります。Studioの有料プランの支払い方法についてStudioの有料プランの支払い方法について解説していきます。支払いサイクル:月額費用は年額より約20%安いまず、支払いサイクルですが、年と月を選べます。月額費用は年額より約1ヶ月以上分安いので、まず1年間使う予定があれば、年間プランで良いと思います。Studio有料プランの決済方法プラン料金のお支払いは原則としてクレジットカードおよびデビットカードのみに対応しており、請求書払い、口座振替、銀行振込には対応していませんが、Bussiness Plusプランの方は銀行振込での支払いが可能です。決済通貨は居住地に応じて円またはドルが自動で設定決済通貨は居住地に応じて円またはドルが自動で設定されています。多くは日本円になるかと思うので、特に為替レート等を気にしなくても大丈夫なので、楽です。プラン費用の領収書はダッシュボードからダウンロード可能プラン費用の領収書はダッシュボードから簡単にダウンロードできます。と、言いたいのですが。Studioの決済ダッシュボードがあんまり機能しておらず、領収書ボタンが表示されていなかったりします。そう言う場合は、チャットに連絡すると1週間くらいかかりますが、もらえます。Studioのプラン変更は簡単。差額を計算してくれるStudioのプラン変更はプラン選択画面から選ぶだけで割と簡単です。また、月額から年額プランに変更する際は日割りで残額を自動で充当してくれるので、残り日数分の金額が無駄になったりしません。まとめ:Studioの料金プランは安いと思うが、今回の改訂はやや複雑だったStudioの料金が高いか安いかについて、どのサービスと比較するかにもよると思いますが、例えばWordPressと比べてみても、結論、安いと思います。サーバー代だけでみると、月1,000円以下で使えるサーバーが沢山あり、高い気がしますが、WordPressで制作した場合、システムのアップデート対応やセキュリティのための更新は大体、Web制作会社に頼まないといけないと思います。Studioだと保守管理を制作会社に頼む必要がほぼなく、その分の費用(大体月20,000円〜とか)が浮くので、トータルかなり安いと思います。私たち制作会社からしたら全然美味しくないけど、ユーザー側からしたらStudioの方がコスパ良くて美味しいのではないかなと。ただ、今回の改訂は少し複雑になってしまいましたね、、、Studioのサイト制作ならイロドル弊社・株式会社IRODORUは、4年前からStudioを使い始め、2024年8月までに80以上のWebサイトをStudioで作ってきました。日本で3番目にStudio Gold エキスパートになり、20サイトほどStudioの公式サイトで事例として紹介してもらっています。Studioの制作会社をお探しであれば、一度ご検討いただければと思います。